公開: 2024年3月27日
更新: 2024年7月31日
「ひきこもり」とは、社会人として仕事に従事することや、学校への登校して学なぶことができずに、長期に渡り自宅からは、外出できずに、家族以外の人々と接触せず、社会的な人間関係を作れないために、社会的な経済活動などに参加できなくなっている状態に陥っている人々のことを言います。
その原因には、身体的な障害や、精神的な障害で、本人の社会的な活動が制限されている場合もありますが、義務教育の過程において、何らかの事情で「不登校」に陥り、義務教育等の教育を受ける機会を逸したため、その後の就職活動や就業が不可能な状態に至り、家族による個人的な支援を受けて生活している人々も少なくありません。
2023年の内閣府の調査によると、その割合は、15才から39才までの人口に対して、2.05パーセントで、40才から64才では、2.02パーセントと報告されています。全国の引きこもりの人々の数は、約146万人と言われています。特に、40才以上の人々の場合、親の介護のために、長期間にわたり、引きこもり状態になり、そのような介護が終了しても社会への再参画ができない状態にある人々の数も無視できません。